2014年6月16日月曜日

嵯峨芸術大学での展示ご案内

W杯日本戦の開幕とともに、ひっそり始まりました、
『漫画家 上村一夫の世界 〜昭和の絵師と呼ばれた男』展。
そんななか、京都・大阪、そして東京からもご来場いただいて嬉しいかぎり。
後ろ髪を引かれる思いで昨晩東京へ戻りました。

なぜ嵯峨野で...と聞かれますが、こればかりはご縁としか言えず。
人との出会いが人を呼び、春画羽織を呼び戻し、高信太郎さんと上村一夫が
再会したような。必然ともいえる空間となりました。

来月7日には展示替えがあります。
最終日27日にはギャラリートークをさせていただきます。
あの空間がすでに懐かしく感じます。

今回、京都駅から電車でのんびり嵯峨芸術大学まで行きました。
初めての方のために京都駅からの道のりを記しますので、ご参考まで。

●京都駅 31・32・33 のりばから、嵯峨野線・山陰線(二条・嵯峨嵐山・亀岡・
 園部方面)に乗って「嵯峨嵐山」駅下車。(普通でも快速でもOK)

●改札を出て、南口(嵐山方面)階段を降り、正面に見える商店街を3分ほど直進すると
 嵐電の線路があります。手前のホームが嵐電嵯峨駅(四条大宮方面)です。

嵯峨商店街

●後ろのドアから乗車して、2つ目の「車折神社」で下車。
 降りる時に精算です(200円)。


ホームから見える車折神社の参道を通り、お参りなどしつつ(ここは芸能神社として有名です)、境内を抜けると三条通りがあります。


通りを渡って細い通りを直進、突き当たりを右に行くと郵便局が見えてきます。
その隣にそびえるのが嵯峨芸術大学です。


郵便局隣のポスターが貼ってある東門から入るとすぐ左に附属博物館があります。


キャンパスマップ

観覧は無料、どなたでもご覧いただけます。
7月27日以外、日曜休館、平日の閉館は17時です。
会場に入ると等身大の上村美女がお迎えしてくれます。

目玉の『春画羽織』は、会場左奥に密やかに展示しております。
どうぞお見逃しなく!

他に、「アモン」や「スキャンドール」の原稿、「同棲時代」や「狂人関係」の
一話を全て原稿で読めたり、岡崎英生さんの「しなの川」原作生原稿と上村一夫が
そこから起こした 原稿を見比べることもできます。

また、今回大学での展示ということもあり、短期大学コミックアート科の学生の
皆様と「上村一夫ぬり絵」 企画を立ち上げました。
新鮮なコラボレーションとなっていますので、是非こちらもご覧いただければと思います。展示場所は遊意館2階奥のラウンジです。MAP

皆様のお越しを心よりお待ちしております。

『漫画家 上村一夫の世界 〜昭和の絵師と呼ばれた男〜』展
会場:京都嵯峨芸術大学 附属博物館
会期:2014年6月15日(日)〜7月27日(日)*会期中展示替予定(7月7日より)
開館時間:10:00~17:00
入館料:無料
休館日 :日曜日(6月15日・7月27日を除く)

所在地:〒616-8362 京都市右京区嵯峨五島町1番地 本部キャンパス研究棟1階
TEL:075-864-7898 FAX:075-882-7770





2014年5月28日水曜日

高信太郎さんの春画羽織

京都・嵯峨芸術大学附属博物館での展示が近づいてきました。
先日、高信太郎さん所蔵の春画羽織はじめ、原稿・イラスト・ポスター・雑誌など、
400点以上の作品を無事お届けして参りました。
学芸員の皆様に熱心に取り組んでいただき、充実の上村一夫回顧展になりそうです。

下の画像は、1986年に追悼本として小学館から出版された「一葉裏日誌」の巻末に、
高信太郎さんが寄せてくださった追悼文「羽織の裏地」からの抜粋です。
高さんの漫画家生活十五周年真ん打披露パーティーで、この羽織をお披露目するまでの
ことが書いてあります。
この●だらけの羽織の実物を●なしで初めて展示させていただきます。
あまりにも淫美、儚さ漂うエロスです。


『漫画家 上村一夫の世界 〜昭和の絵師と呼ばれた男〜』展
会場:京都嵯峨芸術大学 附属博物館
会期:2014年6月15日(日)〜7月27日(日)
会期中展示替予定(7月7日より)
開館時間:10:00~17:00
入館料:無料
休館日 :日曜日(6月15日・7月27日を除く)

京都嵯峨芸術大学 附属博物館
所在地:〒616-8362 京都市右京区嵯峨五島町1番地 本部キャンパス研究棟1階
TEL:075-864-7898

2014年5月3日土曜日

上村一夫時代劇画コレクション「大奥の狐」発売のお知らせ



昨年11月に発売されたコンビニ本「木枯し紋次郎ベストコレクション」に続き、
またまたリイド社から時代劇を復刻させていただくことになりました。
前回は巨匠・小島剛夕先生と影丸穣也先生の漫画に加えていただいた感じでしたが、
今回は上村一夫時代劇画集となります。嬉しい。
上村一夫マニアックスの方々には言わずと知れたラインナップかもしれませんが、
これがまた一堂に会すると趣があり。。。コンビニで見かけたら是非お手に取って
くださいませ。(廉価版はすぐ店頭から姿を消してしまいますので!)
収録作品は、「大奥の狐」「ひとり独楽」「ほおずき」「刺青心中」「蛍」「お綱の門「おかね餅」「お絹 怨炎」「淫桃記」「おんな腹」「子堕ろし お香」「橋の下」の
全12作。上村一夫珠玉の時代劇集です。
ちなみに、1980年頃、オハヨー出版から「大奥の狐」というタイトルのB5単行本が出版されましたが、それと今回の内容は異なります。

出版社:リイド社
発売予定日:2014年05月21日
シリーズ名:SPコミックス
ISBN:9784845841615 (4845841614)
価格:600円 (税込)

2014年3月31日月曜日

『漫画家 上村一夫の世界 〜昭和の絵師と呼ばれた男〜』展 @京都嵯峨芸術大学 附属博物館


今年も京都での展示が決まりました。
それも大学内の博物館。初めての試みです。
きっかけは昨年の京都恵文社一乗寺店での「モダニスト 上村一夫の世界」にて。
大阪で長年上村一夫をコレクションしてくださっているN氏と一緒に展示を観に来てくださったのが今回の企画をすすめてくださった京都嵯峨芸術大学 学芸員のM氏。漫画にも造詣深い氏が、上村作品に興味を持ってくださったことは記憶しておりましたが、まさか大学で展示させていただけるとは!
常々、今の若い世代に上村一夫の漫画やイラストを観ていただき、その反応を知りたいと思っているので、絶好の機会と思いました。
そうと決まったらまず展示場所を拝見、と京都を訪れたのが小雪ちらつく二月のこと。
N氏のありがたくも楽しい送迎にて訪れた嵐山。ゆったり流れる桂川のほど近く、なんとも風情ある場所に京都嵯峨芸術大学はありました。
その立派な設備と静かな空間、学校にいることを忘れてしまうような時間でした。
上村一夫の軌跡を簡潔に集約して観ていただけると確信。
なかでも魅力的だったのが博物館展示でよく使われるガラスケース。せっかくなので是非使わせていただきたい!...と思い、この度、究極の品を展示させていただくことになりました。
それは…上村一夫が生前、盟友・高信太郎さんに贈った直筆春画羽織。上村エロス究極の逸品です。
実際、私も実物を見たことはなく、今回高夫人にお願いしてお預かりしたわけですが...まあ凄く綺麗です。モロですけど。芸術か猥褻か、これを大学の展示で公開してもよいものだろうか悩みましたが、公開します。18禁になると思いますが悪しからず。
その他、 上村一夫の漫画家としての軌跡を辿る濃密な展示物多数展示予定です。
一般の方の観覧ももちろんできますので、京都にお越しの際は是非お立ち寄りくださいませ。

『漫画家 上村一夫の世界 〜昭和の絵師と呼ばれた男〜』展
会場:京都嵯峨芸術大学 附属博物館
会期:2014年6月15日(日)〜7月27日(日)
会期中展示替予定(7月7日より)
開館時間:10:00~17:00
入館料:無料
休館日 :日曜日(6月15日・7月27日を除く)

京都嵯峨芸術大学 附属博物館
所在地:〒616-8362 京都市右京区嵯峨五島町1番地 本部キャンパス研究棟1階
TEL:075-864-7898

2014年3月28日金曜日

電脳MAVO

今年は来るべき上村一夫没後30年に向けてひたすら考える年にしよう、などと思っていたのも束の間、嬉しい企画がいくつか進行中。
メモリアルイヤーのことは復刻活動しながら考えることに。
あぁ、のんびりしている暇はなかった。
まずは配信のお知らせです。

明日3月29日(土)昼から、「電脳MAVO」で『完全なる答案用紙』を配信します。

老若男女、デジタル好きにもアナログ派にも一度アクセスして欲しいと思います。
データは当時のカラー原稿そのままに再現しました。
電脳MAVOおもしろいです。
編集家・竹熊氏の独断で選ばれたと思われる作品群、カラフルで楽しいバナー、
ストレスのないシステム、広告もない無料配信。
わかりやすくて読みやすくておもしろいところに惚れました。
まさにオンラインコミック。久しぶりに雑誌で漫画を貪り読むような感覚です。

配信漫画はまだまだ発展途上だと思います。
もっと多様に、そして洗練された形になっていくといいと思います。
電脳MAVOはその可能性をチラつかせてくれたサイトです。


「完全なる答案用紙」の初出は1970年10月18日号の少年マガジン。
画像はKONFUNKさんの写真から。(今ちゃん勝手にすみません)







2014年1月11日土曜日

命日

1月11日は上村一夫の命日です。
今年も横須賀へ墓参りに出かけました。
1のゾロ目の日から私の一年は始まります。

その後、墓参りに付き合ってくれた友の新しい家族に会いに三浦まで。
海を見て、新しい家族のその小さい手を握ったら希望の光が見えたような。

山の上にある墓前からの景色

三浦の海

1月10日から26日まで、神保町・書泉ブックタワー4階で
上村一夫の複製画を展示させていただいています。
複製画の展示に併せ、復刻した書籍と美女画グッズの販売もしています。
点数は多くありませんが、新旧の漫画溢れる人気の書店さんで
作品を取り上げていただいていることはとても嬉しいことです。
機会がありましたら是非お運びくださいませ。

上村一夫版画展
・開催場所/神田神保町・書泉ブックマート4F(東京都千代田区神田神保町1-21-6)
・開催期間/2014年1月10日(金)〜1月26日(日)
・営業時間 /平日 10:30~20:30、日・祭日 10:30~19:00


今年も上村一夫の作品をいろいろな形で復刻できたら、と思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。








2013年12月30日月曜日

いよいよ発売!「離婚倶楽部」下巻!

大変長らくお待たせ致しました。
いよいよ「離婚倶楽部」下巻の発売となりました。
本日届いた見本誌です。


年の瀬に思わず掃除と料理の手を止めて読み耽りました。
下巻はすべて単行本初収録の作品ばかり。
この切なく、哀しく、やるせない気持ち。どうしたらいいのでしょう。
唯一の救いは上村一夫本人の登場シーン。(この人も実際は相当哀しみを抱えていたのでしょうけれど、、、)



巻末の森田敏也さんの解説や、離婚倶楽部資料室を読んでいろいろ納得。
勉強になります。

40年近くの年月を経て、この『なにも起こらない物語』を復刻してくれたまんだらけに心から感謝します。ありがとうございます。

そして上村一夫ビブリオテークシリーズ01〜03の全員プレゼントのお知らせです。
「悪の華」・「離婚倶楽部」上巻・「離婚倶楽部」下巻 3冊のシュリンクに貼付の
応募券2枚で豪華プレゼントが!
「悪の華」連載直前の1974年、同じ『漫画エロトピア』誌に発表された
「淫婦変幻」(岡崎英生・作)、「煉獄の少女」(岡崎英生・作)、「陰獣の湖」、
の三作品などをまとめた冊子です。
実はこれは個人的にとても楽しみにしています。
是非ご応募くださいませ。
詳しくは、まんだらけ特設ページまで。

今年も上村一夫の復刻を見守っていただきまして、ありがとうございました。
どうぞ良いお年をお迎えくださいませ。

上村 汀