2014年8月17日日曜日

白い光の夏まつり

上村作品愛好家の方々には、8月のこの頃になると「関東平野」が読みたくなる、
という方が多いそうで。




季節を感じて、無性に読みたくなる漫画っていいですね。


お盆明け、
今日はなかなか片付かないままの雑誌の整理を。
昔の雑誌がおもしろ過ぎて...つい読んでしまいます。

「平凡」とか「明星」とか、「GORO」、「週刊女性」など、
グラビア誌や女性誌を中心に整理してみました。





これは1970年9月号の「平凡」に掲載されていた「ガラスの部屋」。
当時公開されていたイタリア映画「ガラスの部屋」と劇画のコラボレーションだそうで。


劇画ロードショー!写真が組み込まれています!


あと、ガラスつながりで「ブロンディ/ガラスの心(ハート) 」


これは1980年の「サウンドレコパル」に掲載されていました。
他の号ではリンダ・ロンシュタットの話も描いていたり、
上村一夫と洋楽。おもしろかったです。

こんな風に単発で描いていた掲載誌が今までは手元になかったので、
とても嬉しく、また発見もたくさんあります。

資料として雑誌を沢山送ってくださった上村ファンのO様に感謝。

いつか皆様にもご覧頂きたく。











2014年8月15日金曜日

夏の一日


残暑お見舞い申し上げます





昨日は弥生美術館「村岡花子と『赤毛のアン」の世界展』を鑑賞、
NHKの朝ドラで盛り上がっているだけあって、大盛況でした。
貴重な資料の数々に時を忘れてしまいます。
ドラマにはまっている方は必見ですね。

http://www.yayoi-yumeji-museum.jp/yayoi/exhibition/now.html


そして毎度夢二に癒され...


最近は本郷でほっこりします。


弥生美術館に再び訪れる機会を与えてくれたのはartdishのキュレーター、麻知さん。
上村一夫の展示ではお馴染みのartdish。いろいろお世話になっています。

そんなartdishのFacebookページができたそうです!

沢渡朔さんの「少女アリス」が、スペシャルエディションとして河出書房から
10月に復刻されるそうなので、その情報などアップされるとのこと。
「少女アリス」スペシャルエディションって...ゾクゾクします。


嵯峨芸術大学での展示が終わって以降は、いろいろな展示を観たりしながら、
少しずつ次の企画を考えたりしています。
本の復刻はなかなか難しい状況が続きますが、それはそれで勉強にもなりますし、
厳選されたものを作る欲も出ます。

また良い形で上村一夫の作品を復刻できるようがんばりますので
どうぞお楽しみに。

猛暑の日々、皆様ご自愛くださいませ。




終わりに、夏の一日のBGMは本日リリースのこの逸品。



上村一夫を通して知り合ったドウオカさんの音。言葉。
それはそれは突き抜けて素晴らしく、ずーーーーっと聴いています。
生きていること、考えます。
音楽はもうこれだけでいいや、というほどの名盤かも。
来週は神保町のnuisance galerieでレコ発ライブとのこと。楽しみ。







2014年7月30日水曜日

京都、ふたたび

京都嵯峨芸術大学での展示が終わりました。
素晴らしい回顧展となりました。
足を運んでくださった皆様、
ご協力いただいた皆様、
本当にありがとうございました。



5月10日、搬入日。400枚以上の作品を持ち込みました。

漫画家以前の作品から晩年の作品まで、順を追ってわかりやすく
上村一夫の軌跡を展示していただきました。

こんな楽しい展示も。
「ゆーとぴあ」の中吊りポスターからの昭和ノスタルジイ。
大好評の豆本は学芸員の釜我さん作。


お出迎えの「おみねちゃん」(釜我さん命名)は等身大。
飛び出すお抹茶。
 

 学生の皆様が何か感じ取ってくださったのなら本望です。


コミックアート科の学生さんとのコラボも刺激的で楽しかった。


最終日、皆さんから頂いた花束を上村一夫に捧ぐ。 
 
またいつか京都で。

2014年6月16日月曜日

嵯峨芸術大学での展示ご案内

W杯日本戦の開幕とともに、ひっそり始まりました、
『漫画家 上村一夫の世界 〜昭和の絵師と呼ばれた男』展。
そんななか、京都・大阪、そして東京からもご来場いただいて嬉しいかぎり。
後ろ髪を引かれる思いで昨晩東京へ戻りました。

なぜ嵯峨野で...と聞かれますが、こればかりはご縁としか言えず。
人との出会いが人を呼び、春画羽織を呼び戻し、高信太郎さんと上村一夫が
再会したような。必然ともいえる空間となりました。

来月7日には展示替えがあります。
最終日27日にはギャラリートークをさせていただきます。
あの空間がすでに懐かしく感じます。

今回、京都駅から電車でのんびり嵯峨芸術大学まで行きました。
初めての方のために京都駅からの道のりを記しますので、ご参考まで。

●京都駅 31・32・33 のりばから、嵯峨野線・山陰線(二条・嵯峨嵐山・亀岡・
 園部方面)に乗って「嵯峨嵐山」駅下車。(普通でも快速でもOK)

●改札を出て、南口(嵐山方面)階段を降り、正面に見える商店街を3分ほど直進すると
 嵐電の線路があります。手前のホームが嵐電嵯峨駅(四条大宮方面)です。

嵯峨商店街

●後ろのドアから乗車して、2つ目の「車折神社」で下車。
 降りる時に精算です(200円)。


ホームから見える車折神社の参道を通り、お参りなどしつつ(ここは芸能神社として有名です)、境内を抜けると三条通りがあります。


通りを渡って細い通りを直進、突き当たりを右に行くと郵便局が見えてきます。
その隣にそびえるのが嵯峨芸術大学です。


郵便局隣のポスターが貼ってある東門から入るとすぐ左に附属博物館があります。


キャンパスマップ

観覧は無料、どなたでもご覧いただけます。
7月27日以外、日曜休館、平日の閉館は17時です。
会場に入ると等身大の上村美女がお迎えしてくれます。

目玉の『春画羽織』は、会場左奥に密やかに展示しております。
どうぞお見逃しなく!

他に、「アモン」や「スキャンドール」の原稿、「同棲時代」や「狂人関係」の
一話を全て原稿で読めたり、岡崎英生さんの「しなの川」原作生原稿と上村一夫が
そこから起こした 原稿を見比べることもできます。

また、今回大学での展示ということもあり、短期大学コミックアート科の学生の
皆様と「上村一夫ぬり絵」 企画を立ち上げました。
新鮮なコラボレーションとなっていますので、是非こちらもご覧いただければと思います。展示場所は遊意館2階奥のラウンジです。MAP

皆様のお越しを心よりお待ちしております。

『漫画家 上村一夫の世界 〜昭和の絵師と呼ばれた男〜』展
会場:京都嵯峨芸術大学 附属博物館
会期:2014年6月15日(日)〜7月27日(日)*会期中展示替予定(7月7日より)
開館時間:10:00~17:00
入館料:無料
休館日 :日曜日(6月15日・7月27日を除く)

所在地:〒616-8362 京都市右京区嵯峨五島町1番地 本部キャンパス研究棟1階
TEL:075-864-7898 FAX:075-882-7770





2014年5月28日水曜日

高信太郎さんの春画羽織

京都・嵯峨芸術大学附属博物館での展示が近づいてきました。
先日、高信太郎さん所蔵の春画羽織はじめ、原稿・イラスト・ポスター・雑誌など、
400点以上の作品を無事お届けして参りました。
学芸員の皆様に熱心に取り組んでいただき、充実の上村一夫回顧展になりそうです。

下の画像は、1986年に追悼本として小学館から出版された「一葉裏日誌」の巻末に、
高信太郎さんが寄せてくださった追悼文「羽織の裏地」からの抜粋です。
高さんの漫画家生活十五周年真ん打披露パーティーで、この羽織をお披露目するまでの
ことが書いてあります。
この●だらけの羽織の実物を●なしで初めて展示させていただきます。
あまりにも淫美、儚さ漂うエロスです。


『漫画家 上村一夫の世界 〜昭和の絵師と呼ばれた男〜』展
会場:京都嵯峨芸術大学 附属博物館
会期:2014年6月15日(日)〜7月27日(日)
会期中展示替予定(7月7日より)
開館時間:10:00~17:00
入館料:無料
休館日 :日曜日(6月15日・7月27日を除く)

京都嵯峨芸術大学 附属博物館
所在地:〒616-8362 京都市右京区嵯峨五島町1番地 本部キャンパス研究棟1階
TEL:075-864-7898

2014年5月3日土曜日

上村一夫時代劇画コレクション「大奥の狐」発売のお知らせ



昨年11月に発売されたコンビニ本「木枯し紋次郎ベストコレクション」に続き、
またまたリイド社から時代劇を復刻させていただくことになりました。
前回は巨匠・小島剛夕先生と影丸穣也先生の漫画に加えていただいた感じでしたが、
今回は上村一夫時代劇画集となります。嬉しい。
上村一夫マニアックスの方々には言わずと知れたラインナップかもしれませんが、
これがまた一堂に会すると趣があり。。。コンビニで見かけたら是非お手に取って
くださいませ。(廉価版はすぐ店頭から姿を消してしまいますので!)
収録作品は、「大奥の狐」「ひとり独楽」「ほおずき」「刺青心中」「蛍」「お綱の門「おかね餅」「お絹 怨炎」「淫桃記」「おんな腹」「子堕ろし お香」「橋の下」の
全12作。上村一夫珠玉の時代劇集です。
ちなみに、1980年頃、オハヨー出版から「大奥の狐」というタイトルのB5単行本が出版されましたが、それと今回の内容は異なります。

出版社:リイド社
発売予定日:2014年05月21日
シリーズ名:SPコミックス
ISBN:9784845841615 (4845841614)
価格:600円 (税込)

2014年3月31日月曜日

『漫画家 上村一夫の世界 〜昭和の絵師と呼ばれた男〜』展 @京都嵯峨芸術大学 附属博物館


今年も京都での展示が決まりました。
それも大学内の博物館。初めての試みです。
きっかけは昨年の京都恵文社一乗寺店での「モダニスト 上村一夫の世界」にて。
大阪で長年上村一夫をコレクションしてくださっているN氏と一緒に展示を観に来てくださったのが今回の企画をすすめてくださった京都嵯峨芸術大学 学芸員のM氏。漫画にも造詣深い氏が、上村作品に興味を持ってくださったことは記憶しておりましたが、まさか大学で展示させていただけるとは!
常々、今の若い世代に上村一夫の漫画やイラストを観ていただき、その反応を知りたいと思っているので、絶好の機会と思いました。
そうと決まったらまず展示場所を拝見、と京都を訪れたのが小雪ちらつく二月のこと。
N氏のありがたくも楽しい送迎にて訪れた嵐山。ゆったり流れる桂川のほど近く、なんとも風情ある場所に京都嵯峨芸術大学はありました。
その立派な設備と静かな空間、学校にいることを忘れてしまうような時間でした。
上村一夫の軌跡を簡潔に集約して観ていただけると確信。
なかでも魅力的だったのが博物館展示でよく使われるガラスケース。せっかくなので是非使わせていただきたい!...と思い、この度、究極の品を展示させていただくことになりました。
それは…上村一夫が生前、盟友・高信太郎さんに贈った直筆春画羽織。上村エロス究極の逸品です。
実際、私も実物を見たことはなく、今回高夫人にお願いしてお預かりしたわけですが...まあ凄く綺麗です。モロですけど。芸術か猥褻か、これを大学の展示で公開してもよいものだろうか悩みましたが、公開します。18禁になると思いますが悪しからず。
その他、 上村一夫の漫画家としての軌跡を辿る濃密な展示物多数展示予定です。
一般の方の観覧ももちろんできますので、京都にお越しの際は是非お立ち寄りくださいませ。

『漫画家 上村一夫の世界 〜昭和の絵師と呼ばれた男〜』展
会場:京都嵯峨芸術大学 附属博物館
会期:2014年6月15日(日)〜7月27日(日)
会期中展示替予定(7月7日より)
開館時間:10:00~17:00
入館料:無料
休館日 :日曜日(6月15日・7月27日を除く)

京都嵯峨芸術大学 附属博物館
所在地:〒616-8362 京都市右京区嵯峨五島町1番地 本部キャンパス研究棟1階
TEL:075-864-7898