2012年9月30日日曜日

秋の原画展示とイベントのこと


【まとめ】
☆ 9月15日〜11月11日まで 埼玉県立近代美術館 「日本の70年代 1968-1982」
☆ 10月15日〜11月11日まで 神保町クラインブルー「ブルーな女たち Part.2」
☆ 10月12日〜12月2日まで 長野の北アルプス展望美術館「夢二の夢 そして恋」

です。

あ、「シェルブールの雨傘」のポスターは京都国立近代美術館で 10月31日から
展示されます。

どこかでご覧頂けたら幸いです。

さて、神保町と長野ではスペシャルイベントがあります。
神保町では10月21日(日)に、トークとライブ。
長野は11月3日(土・祝)に、これもトークとライブ。

トークは僭越ながら私がどちらもお話させていただくことに。
神保町ではヤンコミ時代父の担当をしてくださっていた名物編集マン、筧悟さんと。
長野では美術館の館長さんと。(ひょっとしたらスペシャルゲストあり)
私が知る限りの父をお話しようと思っています。

ライブは、神保町では三輪二郎さんに歌っていただきます。
長野では山崎ハコさんと安田裕美さん、そしてまたまた三輪二郎さんに。

山崎ハコさんは2010年の大阪での原画展の時も駆けつけてくださって、小さなギャラリーで素晴らしい歌を披露してくださいました。
父の絵をバックに歌うハコさんの姿に感動して、「男と女の部屋」「流れ酔い唄」ではもうどうしようもないくらい涙が溢れ出て、自分でもびっくりしたことを覚えています。
歌の力で上村一夫の世界が膨れ上がり、まるでそこに父や阿久悠さんがいるような錯覚を
覚えました。

 名盤↑

それ以来、上村一夫所縁の方に展示会場で歌っていただくという贅沢がクセになり、翌年2011年春は「渚の部屋」で上村一夫の世界をたっぷりと再現してくださった昭和歌謡の歌姫・渚ようこさんと、神楽坂で素敵な一夜を。

 「渚の部屋」にて。絵から飛び出たような渚さん。↑

 2011年の冬には阿久悠トリビュートに収録された「花のように鳥のように」の
配信ジャケットに「同棲時代」の今日子を選んでくださった前野健太さんを大阪に
お招きしてのライブ。前野さんの上村一夫への思いが熱く伝わってきて震えました。

 健太は素敵なひとです↑

そして今年は三輪二郎さん。
横浜のシンガーソングライターです。
昨年末に前野健太さんが出演されたライブで三輪さんの歌を聴きました。
ぶっきらぼうな物腰、器用にギターをつま弾く指、 素朴で優しい歌声に、ふと父を想いました。三輪さんの佇まいに、私の知らない頃の父、とてもナイーヴだった青年期の父を重ねてしまうのかもしれません。

 横浜が似合う男・三輪二郎↑

というわけで、今年は三輪二郎さんをお招きします。
ちょっとわがまま言って父の十八番だったあの曲もリクエストしています。
演ってくださるかわからないけれど。聴いたら確実に泣きますね。わたし。

青年期の上村一夫↑

上村一夫ファンの皆様にも是非聴いていただきたいな、と思います。
一日限りのトークセッションもお楽しみに。
神保町のイベントは、明日10月1日からメールにてお申し込み承ります。
メールアドレスは、info@kamimurakazuo.com です。
上村一夫について聞きたいことなどもございましたら是非お書き添えください。
皆様のお越しを心よりお待ちしております。









2012年9月29日土曜日

「ブルーな女たち Part.2」予告編


映画の予告編のような動画を作っていただきました。
10月21日(日)はトークと歌のイベントもご用意しています。
是非遊びにいらしてください。
詳細は公式サイトまで。

上村一夫原画展「ブルーな女たち Part.2」
会期:2012年10月15日(月)〜11月11日(日)
時間:月曜〜土曜 12時〜24時 日曜・祝日 12時〜19時
   (最終日は18時まで)
場所:神保町クラインブルー
   東京都千代田区神田神保町1-7 三光堂ビル2F
   TEL:03-3295-2635

*本の町、神保町の静かなカフェでの展示です。珈琲やお酒とともに作品をお楽しみください。

2012年9月16日日曜日

「夢二の夢 そして恋」展

この秋、またひとつ素敵な展示のお知らせです。
長野の北アルプス展望美術館で開催される「夢二の夢 そして恋」と題した竹久夢二展に、昭和の絵師として数々の叙情的作品を漫画界に遺した上村一夫の原画も展示されることになりました。

とても光栄なことです。

大正元年からちょうど百年となる今年、あらためて大正浪漫の代表的作家である竹久夢二をクローズアップする企画は他にもありそうなものですが、ここではさらにもう一歩踏み込んだ「夢二の夢 そして恋」に触れることができそうです。

上村一夫作品からは何をセレクトしようか.....ちょっとプレッシャー。
父に怒られないようにちゃんと構成しなくては。
どうぞお楽しみに。


「夢二の夢 そして恋」展
会場:北アルプス展望美術館
会期:2012年10月12日(金)〜12月2日(日)
時間:午前9時〜午後5時(入館は4時30分まで)
休館:10月15日(月)、22日(月)、29日(月)、
   11月5日、12日、19日、26日
料金:一般 800円(700円)、高・大生 500円(400円)
   中学生以下無料 ( )内は20名様以上団体料金



2012年9月14日金曜日

「悪の華」復刻のお知らせ

1975年に漫画エロトピアで連載していた「悪の華」。
黒髪流華道の家元である花八木蘭之介が美しい女たちを猟奇的な手法で次々と生贄にしていくという岡崎英生先生原作の究極のエロス。
1980年にけいせい出版から単行本が出ましたが、いまではなかなか手に入らない。
ということで、このたび、まんだらけさんから待望の復刻と相成りました。

発売は10月の初旬の予定です。
神保町の原画展でも販売しようと思います。
「リリシズム」に続き、「悪の華」を出版するというまんだらけさんのセンスと気合いが好き。装丁もまた素敵なものになりそうです。

詳細は近日中に、ホームページ、mail news、blog、twitter、facebookにて。
どうぞお楽しみに。


2012年9月12日水曜日

facebookページ作りました

秋の展示や、復刻本のお知らせなどのために上村一夫facebookページを作りました。
よかったら覗いてくださいね。(そしていいね!してくださったらうれしいです!)

上村一夫facebookページ

2012年9月9日日曜日

日本の映画ポスター芸術@京都国立近代美術館

今年の1月〜3月に東京近代国立美術館フィルムセンターで開催された「日本の映画ポスター芸術」展が、10月31日から12月24日まで、京都国立近代美術館でも開催されます。
上村一夫が1973年に描いた「シェルブールの雨傘」のポスターも再び公開されます。
時代を追って紹介される日本人が描いた洋画のポスターはなんとも味があり必見です。
京都近郊の皆様、この機会に是非お運びくださいませ。


 

【会場】
 京都国立近代美術館
【会期】
    平成24年10月31日(水)~12月24日(月)
【開館時間】
    通常の開館時間
    午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)
【休館日】
    毎週月曜日
    ※ただし、12月24日(月)は開館
【観覧料】
  当日         
 一 般 420円
 大学生 130円
 高校生以下 無料

 ※本料金でコレクション展もご覧いただけます。
 ※障害者手帳をお持ちの方と付添者(1名)は無料。
 (入館の際に証明できるものをご提示ください)

詳細はコチラ