2012年10月26日金曜日

原画展ダイジェストムービー

10月21日(日)神保町クラインブルーで開催された上村一夫原画展記念イベントの
ダイジェストムービーができました。

歌のゲスト・三輪二郎さんが一曲目に歌ってくれたのは「港が見える丘」。
上村一夫の十八番でした。
集まってくださった皆様、トークゲストの筧さん、森田さん、クラインブルーの皆様、
そして素敵な歌をうたってくれた三輪二郎さん、本当にありがとうございました。
原画に囲まれ、皆様と上村一夫をあらためて思い出す、特別な時間でした。

2012年10月22日月曜日

特別な一日@神保町クラインブルー

秋晴れの素敵な幕開け

颯爽とクラインブルーへ向かう

イラストに囲まれながらせっせと準備

父も後ろで待機しています

今回のメインビジュアルが表紙のヤンコミも特別に飾りました

受付をしてくれたミッキーと

三輪二郎さんのリハが始まって...ああ贅沢

いよいよ開場。お客様続々と。

筧さんとのトーク始まりました。

今日も筧さん絶好調!

三輪二郎さんの歌の前に久世光彦さんのエッセイ「港が見える丘」を朗読

一曲目に父の十八番だった「港が見える丘」を歌ってくれた三輪二郎さん

後半の質問コーナーには「リリシズム」を編集してくださった森田さん登場

あっという間の2時間でした。賑わう物販コーナー。

終演後、森田さんとホッと一息

上村一夫という一風変わった漫画家がいたことをお伝えしたくて
上村一夫の娘というだけで企画してしまったイベントでしたが、
短い時間であの不思議な存在を語ることなどできるはずもなく、
もどかしさが残ったりしましたが、たくさんの方にご協力いただいて
あんなにたくさんの方が集まってくださったということだけで
じゅうぶんです。
これからも上村作品の復刻がんばります。
ご参加いただきました皆様、ご協力いただきました皆様、
ありがとうございました。
心より御礼申し上げます。



2012年10月20日土曜日

「悪の華」先行販売のお知らせ

本日、まんだらけ編集部より「悪の華」が届きました。
まずは神保町クラインブルー原画展にて先行販売しております。
まんだらけ及び、全国書店では今月末頃から販売の予定とのこと。
700ページ以上にも及ぶ壮絶なエロスと狂気の世界が、「リリシズム」同様
布張り・箔押しという豪華な装丁に包まれて甦りました。


安曇野バスツアー

11月3日(土・祝)、長野の北アルプス展望美術館で開催中の竹久夢二展
「夢二の夢 そして恋」開催記念ライブ(出演:山崎ハコ・安田裕美・三輪二郎)に
新宿発の日帰りバスツアーが運行されることになりました。(ちょっとビックリ!)
この機会に素敵な安曇野で特別な一日をご一緒しませんか。
ハコさんのライブの前に、私も少し父のことをお話しする予定です。
詳細はコチラまで。

2012年10月12日金曜日

北アルプス展望美術館へ

明日から始まる竹久夢二展「夢二の夢 そして恋」の展示準備で安曇野まで
行ってきました。とてもとても美しいところでした。

 奥に見えるのが美術館

 美術館のテラスから望む北アルプス

 美術館の正面から望む北アルプス

 上村一夫の作品は順路の最後に展示されます。ドキドキ

 展示のセレクトは迷いに迷って。

 飾りつけていただいております。

夢二にちなみ、岡崎英生さん原作の「夢二 ゆめのまたゆめ」も展示。
岡崎英生さんの貴重な原作原稿とともに。

 掲載されていたコスモコミックと原稿。

夢二の夢 そして恋、というタイトルだけあって
夢二の女性観がとてもわかりやすくおもしろい。
140点くらい作品を見ることができます。  

安曇野の田舎蕎麦。とても美味しい。名店「翁」は美術館の敷地内に。

次は11月3日(土・祝)にイベントがあるのでまた行きます。
竹久夢二と上村一夫と山崎ハコさんの競演です。
http://kokucheese.com/event/index/54972/

2012年10月8日月曜日

夢二 ゆめのまたゆめ

今日は父の原画が長野に旅立って行きました。
今週金曜から開催の竹久夢二展「夢二の夢 そして恋」に向けて。
このお話を頂いたとき、夢二との競演にビビりまくり、企画にゴネてゴネまくった
小心者のひとりっ子でしたが、その後、あらためて父の作品、というより父の存在と
対峙してみたらそんな不安も消え去って、今日は堂々と漫画家・上村一夫の作品を
見送ってきました。

上村一夫の主たる展示作品は、1978年にコスモコミックで連載された 岡崎英生さん
原作の「夢二 ゆめのまたゆめ」の原稿です。
残念ながらコスモコミックが7号で廃刊となり、この「夢二」も途中で終わらざるを得なかったのですが、その内容はとても素晴らしいものでした。
脂の乗った頃の岡崎英生さんの原作と父の画は、竹久夢二という人物を深く丁寧に描いて
いて、あたかもその目で夢二を見たのではないかとさえ思うほど。

今回は第一話と、掲載されなかった第8話の原稿も展示しようと思っています。
多忙を極めた父の原稿には下書きがほとんど現存しないのですが、この「夢二」の
第8話はめずらしく下書きの状態のまま残っていました。
多分、コスモコミックの廃刊が急に決まったからだと思われます。
アシスタントの方が描いたと思われる背景に、これから父が人物を描こうと入れていた
鉛筆の線はかえって生々しく美しいと感じます。
大変貴重なものなので、ご覧頂けたら嬉しいです。
今回は岡崎さんのご好意で、第8話の原作原稿も展示させていただくことになりました。
これも本当に貴重です。
他にも夢二の影響を受けたと思われるような美女画もいくつか展示します。

今回のこの流れ、偶然とは思えぬストーリーがいくつかあって、始まりは去年の
神楽坂「渚の部屋」。上村一夫ファンとおっしゃって長野の飯田からわざわざ
お越しくださったK氏が、当時集めておられた掲載誌を上村一夫オフィスにお譲り
くださり、その中に「コスモコミック」がありました。
その時あらためて「夢二 ゆめのまたゆめ」を読み、いつか何かの形でこの
作品を掲載したいという思いを温めておりました。
その後、確か去年の暮れ頃に今回の企画のお話を聞き、「夢二」しかない!と思って
いたところ、今年の4月に末永史さんの原画展で岡崎英生さんとお会いすることができ、
大まかに夢二展のことをご報告したところ、なんと岡崎さんがご趣味で借りられている
畑から近いということがわかって、これはもう絶対父が夢二との競演のために仕組んだ
ストーリーと思わざるを得なくなりました。

と、最近は不思議な流れが多々あるのでありがたく受け止め、素敵な展示になるよう
明後日から長野に行って参ります。
上村一夫があの世から紡ぐ「ゆめのまたゆめ」。。。