2016年10月22日土曜日

海外で



今年はこんなに本を出していただきました。
写真左上から
「修羅雪姫(LADY SNOW BLOOD)」イタリア語版BOX
「離婚倶楽部(Le Club des divorces)・2巻」フランス語版
「凍鶴(HISTORIA de una GEISHA」スペイン語版
「凍鶴(HISTORIA de una GEISHA」イタリア語版

遠く離れた場所から熱い思いで出版してくださるので、いつも感動してしまいます。
海外で少しずつ、大切に作られた本はこんなに沢山になりました↓


これから「昭和一代女」や「夢二」、そして「悪の華」なども出版を予定しています。

ヨーロッパに憧れて、1973年には渡欧までした父、生きていたらどんなに喜んだことか。
今さらながら早逝が悔やまれます。

2016年10月21日金曜日

LUCCA COMICS&GAMES

夏の終わりに、うっかり体調悪いことをこぼしてしまって…
ご心配おかけしてすみませんでした。
だいぶ元気になりました。

そして、
イタリアの『LUCCA COMICS&GAMES』は既に開催中!
多くの方にご覧頂いているようです。

『LUCCA COMICS&GAMES』会場の様子

0:40あたりから上村一夫展の様子が流れます。



LUCCAでの展示は、10月15日から11月1日まで。
LUCCA COMICS&GAMES

今回のキュレーターは、いつも翻訳でお世話になっているPaolo la Marcaさん。
10月30日には、「上村一夫・Simplicity of Beauty」という講演でPaoloさんが上村一夫について講演してくださるそうです。
Paoloさん、どうぞよろしくお願いします。



2016年9月20日火曜日

今年の夏はきつかった。

6月に貧血で倒れ、それ以外にもあちこち悪くて、
7月、8月は病院通いの日々。
あっという間に9月になっていました。
今年の夏はきつかった…。

思うように動けないけれど、今年は弥生美術館で回顧展を開いていただいたし、
しばらく展示も出版もしなくていいのかな、と思っていたら、
ありがたいことに海外から展示のオファーをいただきました。

秋にはイタリア、来年はフランス。
ありがとうございます。

今回は100点以上、海外に原画を送るので少しドキドキしています。
何事もありませんように。

体調がこんななので、現地に行けないのが残念ですが。

また国内でも上村一夫の絵や漫画を見ていただけるようがんばります。

☆ 海外へ送る絵をスキャン中



2016年5月27日金曜日

回顧展その後

弥生美術館での回顧展が終わり、先月絵も無事戻していただき、ほっとしています。

あらためて、ご来館いただいた皆様に御礼申し上げます。
ありがとうございました。

弥生美術館の皆様には、最初から最後までとても丁寧なお仕事をしていただき、感動しました。
併せて御礼申し上げます。

次回のオサムグッズ、その次の山岸凉子展、そして来年1月からの平田弘史展も今からとても楽しみです。

そうそう、弥生美術館のご紹介ムービーができたそうなので、是非ご覧ください。
(上村一夫展もチラリと登場します)
 

あと、インターネットミュージアムが公開している映像もありました!
懐かしく振り返っていただければ幸いです。




今回の展示で、文京区や東大構内、根津界隈がますます好きになりました。
またちょくちょく通いたいと思ってます。


次回は、6月7日から、上村一夫オフィス公認ということで、いつもお世話になっている大阪の中野さんが「上村一夫レコードコレクション」を堂島の古書店『本は人生のおやつです!!』さんで開いて下さいます。

こんな素敵なポスター作っていただきました。


お近くの方は是非お運び下さいませ。中野さんの貴重なコレクションを公開していただけるそうです。(なんとレコードも聴けるみたいです!素敵。)

それにしても、「わが青春の『同棲時代』上村一夫×美女解体新書展」。
すでに懐かしく思い出されます。。。

3月のイベントは、人前でお話するのが苦手なのに、我ながら頑張ったなあ、とか。

イベントに最初にご登場くださった糸井重里さんとの対談の模様を、糸井さんのサイト「ほぼ日」でご紹介いただき、とても良かったので、上村一夫オフィシャルサイトでも他の対談を掲載することにしました。

よかったら覗いてみて下さい。

ほぼ日「上村一夫が、そこにいた時代 糸井重里×上村汀」

「深田太郎(阿久悠さんの息子さん)×上村汀」

最後のトークイベント、筧悟さん×岡崎英生さん×森田敏也さん×上村汀は、現在制作中です。

父の没後30年という年に、憧れの弥生美術館で回顧展を開いていただけたこと、今でも夢のようです。

また素敵な展示ができるよう復刻活動に励みます!


2016年3月24日木曜日

大トリ御三家



3月のトークイベント@弥生美術館、大トリは筧さん、岡崎さん、森田さんという
濃い面子。上村一夫を語る上で欠かすことのできない人たちのご登場でした。

このメンバーは「リリシズム」の巻末で鼎談もしているし、何をお話ししたらいいのか
迷いました。また、一時間はあっという間なので、皆さんにちゃんとお話を聞けるかも
不安でした。

でも最終的には筧さん、岡崎さん、森田さん、そしてご来場のお客様から上村一夫への
温かくも熱い思いを受け取らせていただき感無量。

本当にありがとうございました。






「わが青春の『同棲時代』上村一夫×美女解体新書」展@弥生美術館も
残すところあと3日!

どうぞお見逃しなく。

2016年3月22日火曜日

曽我部さんの歌

曽我部さんの歌、沁みました。
あの時の歌声、美術館の空気、ずっと忘れないと思います。

今回曽我部さんにお声かけさせていただいた理由は、
単に曽我部さんが「同棲時代」を読んでいてくれたから、というだけでなく、
もっと親密な理由が潜んでいたから、ということがわかってしまいました。

今回の上村一夫展のイベントにお越し下さったゲストの皆様全てに
そんなご縁があったのだと思う今、
桜は咲き始め、
上村一夫の原画たちは
弥生美術館での3ヶ月に渡る展示を終えようとしています。

またどこかでお披露目できることを願いつつ、
残り5日の弥生美術館での日々を大切にしようと思っています。

 

2016年3月15日火曜日

最後のトークイベント

3月は、毎週土曜日にゲストをお招きしてトークイベントを開催しています。

3月5日は糸井重里さん。
糸井さんとはちゃんとお会いしたことがなかったのに、対談をご快諾いただき、さらに
とっておきのお話をしてくださいました。
来てくださった皆さんもとてもいい笑顔。
糸井さんの素敵なお話と雰囲気にすっぽり包まれてしまいました。


翌週、3月12日は阿久悠さんの息子さんの深田太郎さん。
太郎くんとは親戚みたいな感覚なのでリラックスムード。
とは言っても、阿久悠さんのお話をちゃんと聞いたことがなかったので新鮮でした。
若い頃の父親の話をすることで、幼い頃の自分も思い出し、タイムスリップしたような気がしました。


ご来館いただきました皆様、ありがとうございました。
そして、糸井さん、太郎くん、本当にありがとうございました。


会期も残すところあとわずか。
最後のイベントは今度の土日に開催します。

3月19日(土)は、曽我部恵一さんのミニライブ。
唯一の音楽の時間なので、頭空っぽにして曽我部さんと上村一夫の空間を楽しみたいと思っています。

3月20日(日)は、いよいよ最後のトークイベント!
上村一夫を語る上で欠かすことのできない濃い面子が集結します。
デビュー期から少年画報社で上村一夫を担当したヤンコミの名物編集・筧悟さん、
漫画原作者として上村一夫と数々の名作を生み出した岡崎英生さん、
上村一夫研究の第一人者である劇画研究家の森田敏也さんです。

この日はイベント参加の皆様にポストカードのプレゼントもあります!

上村一夫のことがよりわかる楽しい時間になること間違いなし。
最後のトークイベントにどうぞお気軽にご参加ください。

岡崎英生(元劇画原作者)×筧悟(編集プロデューサー)×森田敏也(劇画研究家)×上村汀(上村一夫長女)

日時:3月20日(日)午後5時30分開演 約1時間
   ※ 開演前に弥生美術館「わが青春の「同棲時代」上村一夫×美女解体新書展」、
    「高畠華宵展」、竹久夢二美術館をご観覧いただきます。
会場:弥生美術館2階展示室
料金 :1500円 ※美術館入館料を含む。招待券との併用、学割はありません。

応募方法・電子メール kamimuraten★gmail.com(★を@に替えて入力してください)
          (件名に「トークショウ③岡崎・筧・森田」とご入力ください。)
★電子メールには①イベント名②氏名(ふりがなも付記)③住所④電話番号(携帯番号)⑤参加希望人数(同伴者1名まで可)を必ずご記入ください。①~⑤の全項目をもれなくご記入ください。ひとつでもご記入がない場合は無効となりますのでご注意ください。

★先着順に受け付け、定員になり次第、申込受付を終了いたします。お申込をいただいてから3日以内に、いただいたメールアドレスに「参加券メール」 を返信いたします。「参加券メール」が届きましたら、お申込み確定となります。申込メールを送っても当館より「参加券メール」が届かない場合は、お手数で すが、美術館までお電話ください。

★お使いのパソコンや携帯電話の迷惑メール対策などで、「メールの受信/設定拒否」が設定されていると当館からの「参加券メール」が受信できない場合があります。事前に当館からのメールを受信できるよう設定をしてから、お申込みください。

皆様のご来館を心よりお待ちしております。

2016年2月3日水曜日

弥生のイベント

開催中の「わが青春の『同棲時代』 上村一夫×美女解体新書」展@弥生美術館で、
3月に関連イベントが4つあります。

その1. 3月5日(土)17:30〜 ゲスト・糸井重里さん
  
  上村一夫が生前飲み歩いていた夜の街で、糸井さんにも遭遇していたらしい。
  上村より8歳年下の新進気鋭のクリエイターだった糸井さんから見た上村一夫
  とは、どんな人間だったのか。1970年代から1980年代初頭の夜の街で繰り広げ
  られた文化人たちの人間模様など、根掘り葉掘りお聞きしたいと思っています。
















その2. 3月12日(土)17:30〜 ゲスト・深田太郎さん
  
  太郎くんは阿久悠さんの息子さんです。
  太郎くんとはお互い父親を亡くしてから親しくなりました。
  今まで語られたことのない阿久悠さんのプライベートなど、根掘り葉掘り
  お聞きしたいと思っています。



















その3. 3月20日(日)17:30〜 ゲスト・岡崎英生さん(元劇画原作者)、筧悟さん(編集プロデューサー)、森田敏也さん(劇画研究家)

  上村一夫を語る上で欠かせない方々の登場です。
  岡崎さんには今回復刻された「夢二 ゆめのまたゆめ」の頃のお話を聞きたいし、
  筧さんにはいつものように楽しいエピソードを披露していただきたいし、
  森田さんにはそんな岡崎さんと筧さんに鋭い質問を投げかけてほしいです。
  
















その4. 3月19日(土)18:00〜 曽我部恵一さんスペシャルミニライブ

  こちらさっそく満席になってしまいました。
  曽我部さんのバンド、サニーディ・サービスのファーストアルバム「若者たち」の
  ブックレットにインスパイアソースとして「同棲時代」と書かれていたことから
  「同棲時代」を読んだ人も多いみたい。
  確かに曽我部さんの歌うラブソングには時折今日子と次郎を感じます。
  上村一夫の描いた女たちをバックに、曽我部さんの歌がどんな風に響くのか、
  今から楽しみでなりません。



以上の上村一夫関連のイベントのお申し込みはコチラまで!



そして、さらに嬉しい情報が!
この上村関連のイベントの日に、同じく本郷のトーキョーワンダーサイトで開催される
バロン吉元先生の企画展「脈脈脈」がシンクロしました!!




3月5日は、弥生美術館で糸井重里さん→→→トーキョーワンダーサイトで都築響一さん×バロン吉元先生のトークイベント、

3月20日は、弥生美術館で岡崎英生さん・筧悟さん・森田敏也さん→→→トーキョーワンダーサイトで山田参助先生×バロン吉元先生のトークイベント、

と、ハシゴしたらきっと劇画的な濃ゆい一夜になること間違いなしです。


バロン吉元先生の「脈脈脈」の詳細はコチラまで。



3月は上村一夫の誕生月でもあります。
弥生の月に、最後の宴とまいりましょう。






2016年1月13日水曜日

1月11日の命日に。。。

おかげさまで無事開幕しました、
「わが青春の『同棲時代』 上村一夫×美女解体新書」展

1月11日の上村一夫の命日には、ギャラリートークを開催させていただきました。
東京では初めてのギャラリートークで、とても緊張しました。

足を運んでくださった皆様、本当にありがとうございました。


フロアが埋まってしまって嬉しい悲鳴。


ギャラリートークのあとは父の縁の方々と偲ぶ会を「港や」にて。 
当時の編集者の皆様、ご友人など沢山の方にお集まり頂き感動しました。


喜んでくれたかな?
 

次回は2月14日(日)14時〜です。
入館料だけでご参加は自由です。
学芸員の松本さんの解説はすごいですよ!必聴です。

2016年1月2日土曜日

いよいよ明日から

あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

今年は上村一夫没後30年ということで、いよいよ明日から始まります、
「わが青春の『同棲時代』 上村一夫×美女解体新書」展


年末に、完成した展示を一足お先に拝見してきました。
あんな作品こんな作品、主人公の女たちを軸に、500点くらい凝縮して展示しています。
短い間にホントに沢山描いたんだなあ、とつくづく思いました。
濃密な空間に感無量、すでにお腹いっぱいです。

展示に加え、グッズも本も盛りだくさんです。
こんなに上村グッズがあるなんて、ちょっとびっくりしますよ。

それから、明日より会場先行で新刊が二冊登場します。
ひとつはまんだらけのビブリオテーク第4弾として「夢二 ゆめのまたゆめ」、
もうひとつは2013年に限定で制作された「上村一夫 愛の世界」のリニューアル版として「上村一夫 女を描く」です。

「夢二 ゆめのまたゆめ」は、題名の通り、竹久夢二を主人公に描かれ、1978年に「コスモコミック」で連載されました。惜しくも雑誌の廃刊により7話で掲載は終了してしまうのですが、幻の最終話が下書きのまま残っており、今回はその原稿のまま最終話まで収録することに。多忙だった上村一夫にはほとんど残っていない下書き原稿の収録ということで、大変貴重な一冊となりました。巻末には原作の岡崎英生氏よりご寄稿いただきました。こちらも大変貴重なお話になっています。竹久夢二縁の館で「夢二 ゆめのまたゆめ」を復刻できることは格別の喜びです。

「上村一夫 女を描く」は、音楽ライターである井口啓子氏が上村作品をさらに鋭く読み解く一冊。今回は千趣会が発行していた雑誌「COOK」に連載していた「あなたのための劇画的小品集」より二作を掲載。詩的で美しい貴重な短編は一読の価値あり。です。

他にも、12月に発売された「ヤングコミック・レジェンド 上村一夫表紙画大全集」、
「上村一夫 美女解体新書」、「離婚倶楽部」、「リリシズム」も置いています。

展示もグッズも本も、この機会に楽しんでいただけたら嬉しいです。
ご感想など書いていただくノートも設置してありますのでどしどしお書きください。

館内の展示作品の撮影はできませんが、2階の踊り場に記念撮影コーナーもあったりして。
楽しいです。

兎にも角にも挙げたらキリがないほど見所満載です。
ちなみに上村一夫似の女がいたら私です。最近さらに似てきました。
そんな自分、今回は奮起してギャラリートークなど行います。
第一回は1月11日の父の命日に。
正直作品のことはあまり詳しくないのですが、上村一夫のことを少しでもお伝えできたら、と思っています。
入館料だけでご参加は無料なので、是非この機会にご来館ください。

にわかに緊張してきました。
明日からどうぞよろしくお願いします。

会期   2016年1月3日(日)~3月27日(日)
開館時間 午前10時~午後5時 (入館は4時30分までにお願いします)
休館日  月曜日
 ※ただし、1月11日・3月21日(月祝)開館、翌1月12日・3月22日(火)休館
料金   一般900円/大・高生800円/中・小生400円
    (竹久夢二美術館もご覧いただけます)
弥生美術館HP